4年前に発生したプラグホールの少量のオイル漏れですが、ワコーのエンジンパワーシールドを添加し改善しましたが、(エンジンオイル漏れ対策参照) 2年前に再度漏れが多くなっているのを発見し再度試して様子を見ていました。

エンジンパワーシールドの効果

現状では、漏れが止まっているかどうかの評価は困難です。少しプラグホールに残っているオイルは、効果が発揮するまでの間に溜まったものかも知れません。確実な効果を評価するには一度プラグホールのオイルを拭き取り止まっているかどうかの検証を再度する必要があります。現状で評価すると少なくとも改善していると思われます。今回は以前より量が多く一時的な改善があったものの再発する可能性があるのではないでしょうか。 プラグホール

ヘッド周りガスケットの交換

今回、ヘッドのガスケットのゴムの部分を見ると亀裂が入っていたので、ガスケットの限界かもしれないと判断し、プラグホールのガスケットも含め、ヘッド周りのガスケットも一緒に交換することにしました。 プラグホール
プラグホール

ガスケットを交換するにあたって、ネット上でのZZR1100のヘッドガスケット交換記事を読むと薄付けの液体ガスケットを併用しているものが多く見受けられます。ただ、液体ガスケットを使うと固まるまで24時間必要でエンジンの始動ができず、その後も少なくともはみ出たガスケットがエンジン内部に残るということも考えられるので今回は液体ガスケットは使わないことにしました。また、再度ヘッドを開ける場合その液体ガスケットのカスを除去しなければならなくなります。今後のことを考えれば使わないほうが良いと考えたからです。しかしながら、組み込み方によってはオイル漏れが発生することもあります。吉と出るか凶とでるか分りませんが、もし、失敗していてオイルが漏れ出すようなことがあれば追加で使ってみようかとも思います。

ガスケット交換手順

さて、手順は、タンクを外し、エアクリーナーを外し、イグニッションコイルを外し、キャブレターも外します。今回はヘッドのガスケットの交換が目的なのでキャブレターはスロットケーブルが外しにくいので取り外して右横に吊っておくことにしました。また、キャブレターについてはハンドルからケーブルを外しガスケット交換作業の障害にならないようにすれば付けたままでも作業は可能です。要はヘッドガスケットするにあたり作業の障害となるものケーブル類とパイプ類等を外すことです。 プラグホール
プラグホール
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カムシャフトはすり減ってはいるものの幸いにも大きなかじりはなかったのでちょっと安心しました。このままガスケットを取り付け元に戻せば完了です。戻す際に、パイプ類の接続が多く忘れてしまうのではと懸念していましたが、案の定、最終キャブレターへの接続パイプを戻し忘れ二度手間、三度手間をする羽目になりました。これで様子を見たいと思います。