私は2年に一度このブレーキフルード(DOT4)を交換しています。使用されている場所は前後ブレーキとクラッチです。中でも前後ブレーキに関しては色が変色するだけですが、クラッチに関してはこの通り細かい粒子が残っています。これを吸い取るか拭き取るか、何れにせよ細かなゴミが入らないよう細心の注意が必要です。基本的な交換要領は同じです。
気を付けることはブレーキフルードが車体等に付着すると塗装等を痛めてしまうので、各フルードのリザーバータンクにしっかり周りにウェースを巻いて飛び散らないように注意が必要です。ブレーキフルードの注意書きには湿気を吸い取り易いって書いてますのでできれば素早く交換することが望ましいと思われます。また、クラッチのブレーキフルードは蓋を開けたままクラッチレバーを握ると飛び散ってしまうのでクラッチレバーを握る時はゴムパッキンをした状態で握るのが得策と思います。
・クラッチリザーバータンクの汚れ(№1)
・リアブレーキリザーバータンク(№2)
・クラッチリザーバータンク(№3)
・フロントブレーキリザーバータンク (№4)
※クラッチのブレーキフルード交換も同じ要領ですが、空気抜きをしてもブレーキと違って握っても抵抗が段違いに強くなる部分がよくわからないので効いているかどうかわかりません。確認方法としてはセンタースタンドをしてエンジンをかけ、ギアをLOWにしてクラッチを握り動きが止まれば効いていることになります。
※全て抜き取ると空気が入り後が厄介なので、全部一度に抜き取らずにブレーキ操作をしてブレーキフルードをリザーバータンクに空気が入らないように減った分だけを足していくようにすれば楽に交換することも可能です。ブレーキフルードは多めに必要となります。
※ブレーキフルードは同じDOT4の規格であっても違うメーカーの製品を混合すると良くないと言われています。従って、交換するときは完全に入れ替わるように交換することが必要です。また、ブレーキパッドの消耗とともにブレーキフルードは減ってしまいます。私は今まで補充した記憶はありませんが、もし補充するときは同じメーカーの製品を補充するのが賢明です。できれば毎回同じメーカーの製品を使用するようにすれば問題ないと思います。