バイクのエンジンオイルについて実際にGPZ1000RXで車用も含め、粘度(SAE5W-50等も)、グレード(例 SM等も)の違う色々なエンジンオイルを試した結果として、エンジンが動かなくなる、あるいはクラッチが滑るという顕著な現象は発生しませんでした。車用エンジンオイルSMグレードなどは回転が非常にスムーズだったと記憶しています。しかしながらGPZ1000RXは古いバイクで最終的にはどこからかオイルが漏れているという状態になり手放すこととなりました。

GPZ1000RXのような古いバイクでオイル漏れが発生した場合、色々なオイルを使っているとその原因がエンジン内のシールが劣化したのが原因なのかあるいは柔らかいエンジンオイルを使ったのが原因なのかはっきりとしません。従って、その区分けの為には少なくとも同じエンジンオイルをずっと使うかあるいはSAE粘度10W-40(SAE とは Society of Automobile Engineers「米国自動車技術者協会」の規格)という種類を統一して使うようにしておけばオイル漏れがあった場合、エンジン内のゴムシール劣化が原因ではないかという1つの判断基準になると思われます。

もし、エンジン内のゴムシールの劣化が原因でオイル漏れが発生した場合、エンジンを分解し必要なシール交換をするのが最良の方法です。しかし、それにはかなりの時間と費用が掛かります。少しのエンジンオイル漏れであればエンジン内の硬化・収縮したゴムシールの機能回復が期待される下記のようなオイル漏れ防止剤を試してみるのも1つの方法だと思います。

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手放したGPZ1000RXもこのドーピングを試してみても良かったかなと少し後悔しています。使用量は3~6リットルに一本(280ml)なのでオイル量の約5%~10%ということになります。また、注入するオイルに十分かき混ぜ、馴染ませてから一緒に注入するのが正しい使用方法です。