アユタヤ(タイ)

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2014/8/18 17:43 投稿者:  kuromame  (記事一覧)  [ 4179hit ]

大きな寺院や石像
大きな寺院や石像
顔が大木に包まれて神秘的
顔が大木に包まれて神秘的
アユタヤ日本人町
アユタヤ日本人町
 
滞在しているバンコクのカオサンから日帰りでアユタヤへ行ってきました。カオサンからタクシーで国鉄のファラボーン駅まで行き、クーラーなしの窓開きボロボロ電車で約100kmの道のりを3時間かけてアユタヤへ。

片道15バーツ(約50円)!クーラー付き車両もあったけど300バーツ(約950円)もするので却下。その価格の差は何なんや!クーラーなしの20倍の料金ですよ。アユタヤ駅に着いて中心街まで徒歩と川の渡し舟で約20分かけてゲストハウスまで行き、バイクをレンタルして観光しました。

アユタヤは約250年前に隣国のビルマ(今のミャンマー)に滅ぼされるまで約400年間も栄えていたタイの王国です。その後、首都が今のバンコクに移りました。貿易で東洋と西洋の中継地となりめちゃくちゃ儲けていたのでかなりリッチな国だったそう。街の中には莫大な資金で造ったであろう大きな寺院や石像が残されています。ビルマ軍がアユタヤに侵攻してきた時に寺院などを徹底的に破壊したため、ほとんどの石像は胴体や首から上がない状態。


この有名な石像も破壊されたものの内の一つ。顔が大木に包まれて神秘的。至る所に遺跡があり、どんっと大きな寝釈迦様もいます。どう見てもストリートファイターのサガットステージでしょ。


アユタヤには出発前から行きたいと思ってた場所がありました。それはアユタヤ日本人町。ここはアユタヤ王朝時代にたくさん日本人が住んでいた場所。(何故かアユチヤ。笑 )住んでいた日本人のほとんどは戦国時代に君主を失った侍や迫害を逃れてきたキリスト教徒だと言われています。全盛期で住民の数は約1500人。アユタヤ王国側も実戦豊富な侍を傭兵として雇いたいという意図があったため、受け入れが容易でした。元侍達はアユタヤでも大活躍し、当時世界最強といわれたスペインがアユタヤに侵攻しようと送り込んできた艦隊を2度も撃退したと言われています。

そのアユタヤ侍軍団の中でで最も有名なのが山田長政。この人はアユタヤ日本人町のボス的存在だった人物。アユタヤ王のお墨付きでアユタヤで3番目に位の高い役職にまでついています。日本ではあまり知られてないと思うけどタイでは映画にもなっているほど有名。なんで日本では全然名前が通ってないんやろ。学校の授業でももっと海外で活躍していたこういう日本人を取り上げてほしいな。


ここは中心街から数キロ離れているからなのか観光客は少なかったので貸切状態。でも当時の日本人がどんな事をしていたのか知る事もできてなかなか良かった!日本人町は川沿いにあって対岸にはポルトガル町やイギリス町があります。

その後はまたアユタヤの市街観光を満喫して帰りはバンコクまで冷房の効いたバンで帰ってきました。行きの冷房なし電車は3時間もかかったのに帰りのバンはたった1時間半でした。料金も70バーツなのでこっちの方が快適かも。アユタヤはじっくり見るなら2、3日要るけどメインだけなら1日で十分見回る事ができました。
 
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