北海道 雨竜沼湿原 の印刷用ページ

2010/1/12 13:06 投稿者:  タツ

雨竜沼湿原展望台から
雨竜沼湿原展望台から
雨竜沼湿原内その1
雨竜沼湿原内その1
雨竜沼湿原内その2
雨竜沼湿原内その2

地図
山の上にある素晴らしい湿原
見所は、なんといってもここの見所は山の上に存在する湿原地帯です。ただし、約2時間山道を登っていくことになり到着までの道のりはかなりきついところもあるので、体力のない人、慣れていない人はそれなりに覚悟しておいたほうがいいでしょう。しかし、到着したときに湿原地帯を見た時の感動は言うまでもありません。これは、体を動かしてやっと着いたという精神的なものも1つの要因かもしれません。

私はさらに南暑寒岳まで約2時間頂上を目指して登りました。頂上に近づくにしたがって、湿原地帯が小さく見え、自然の雄大さというものを感じたのを今でも覚えています。もちろん頂上の景色も格別のものがありました。実際、標高1300メートル程度で、立山黒部アルペンルートの2000メートルを超える山々に比べるとそんなに高くはないのですが、感覚として高さを感じる山でした。

管理棟
管理棟では入山する人の名前、住所を書いて、入山者の管理をしているようです。ここが、登山の出発点で、いよいよ登山ということになります。


白竜の滝
湿原への道の途中で滝があります。途中の道は同じようなところが多 いため、どのくらい進んでいるのかわからなくなってしまいますが、この滝を見れば進んでいるという1つのバロメータになるので助かります。


湿原地帯
管理棟からここまで約2時間ハードでしたが、着いたときは格別の思いがあります


そらち道草写真館より


展望台
湿原の展望台からの景色です。ここに訪れた人は皆ここで写真を撮ることでしょう。たしかにいい眺めです

そらち道草写真館より


南暑寒岳
南暑寒岳の頂上から撮影しました。(向こうの高い山が暑寒別岳です)ここまで管理棟から約4時間の登山でした。ここまで上がってきた甲斐があり、とても綺麗な景色でした。


私は一人で登ったのですが、不安に感じたのは、北海道=熊というイメージが強く、登っている途中で出てきたらどうしようかという不安でした。熊よけの鈴を事前に用意していましたのでそういう意味では良かったと思います。意外だったのが、6月でしたが、やたらと小さな虫が多かったことです。多いだけならいいのですが、顔とか耳の横とかで飛び回っているので、タオルか簡単に顔を覆うものを持っていけば良かったと思いました。

 宿の主人いわく、10月初旬が一番景色もきれいし、途中虫も少ないとのことです。湿原内には歩道が設置されて、そこから外れて湿原内へは立入禁止となっています。人が踏むことによって湿原がダメージを受け再生するまで驚くような期間がいるとのことです。また、年々段々と湿原内の水が減ってきているということらしいのです。いつかは普通の山になるのでしょうが、人間のマナーの悪さから早められるのであれば残念に思います。

この美しい雨竜沼湿原をいつまでもこのまま保つための自然保護という観点から各々が守るべきことは守ることが大切ではないでしょうか。管理棟で入山の受付を行いますが、日帰りが基本と考えられますので、朝早くから行動し、少なくとも夕方には下山できるように余裕を持って計画を立てることが賢明だと思います。

【必要と思った物】
・熊よけの鈴
・履きなれた運動靴
・弁当、水筒
・虫除けスプレー、マスク、タオル
・長袖のシャツ・長ズボン(虫除け用)

【交通】
雨龍沼湿原の麓にある管理棟までは公共の交通機関はないと思います。車かバイクというところですが、途中からダートの道となるので、オンロードバイクではきつく、オフロードバイクならOKだと思います。私は宿の主人に管理棟まで送ってもらいました。

【シーズン】
6月頃から10月頃

【関連リンク】
空知支庁
雨竜町