2021/7/29 10:12 投稿者:  タツ

兵庫県佐用町の山の中にある限界集落(働き盛りの住民が減り、高齢者が人口の半分以上になった集落)です。この集落の風景がビューポイントとして挙がっているのを見て行ってみることにしました。最初場所が分からずバイクでこの集落を越してしまい頂上まで行ってしまいました。

頂上には途中の景色とは似つかない「利他の花咲く村」と書かれた看板と建物があり、とても豪華な建物に見えたのでリタ(利他)という外人が別荘として建てたのだと思ってしまいました。調べてみると利他とは利己の反対語らしく協調して自給自足をしましょうという趣旨らしいです。しかし建物は良いのですが行く道は最悪です。
 

ここから目高集落はまだ先だと思いさらに下って行きましたが全くひと気がないのでこれは違うと戻ることにしました。やはり通り過ぎた集落が目高でした。目高浄水場、目高スクールバスの停留所に気付き分りました。確かに急斜面に立つ集落は下から見ると絶景です。集落の麓に昭和28年水道完成時の居住者として20名の名前が連ねられた記念碑が設置してありました。しかし、上には浄水場なるものが設置されています。つまり、上水道が敷設さているのでなくこの浄水設備から各戸に水道が行き渡るようになったということなのでしょうか。

また、棚田の跡が見えることから昔は米を作っていたのかもしれません。人手不足は否めません。結局は自分が食べる分だけを作るとはいうものの、電柵、猪の罠などがあることから害獣、害虫と闘いながら作物を育てているのが分ります。残念ながら現状ではこの棚田を復活させるだけのエネルギーは残っていないでしょう。
 

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