兵庫県 御坂サイフォン

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2020/9/21 0:20 投稿者:  タツ  (記事一覧)  [ 2872hit ]

眼鏡橋
眼鏡橋
下流の橋
下流の橋
下流の橋奥
下流の橋奥
 
以前、衝原湖へ行ったときこの御坂サイフォンのことが次のように説明されていたので行ってみました。
引用:
山田疎水(大正4年: 三木市) 江戸時代から計画されていた疎水で、難工事から、明治時代に御坂サイフォンで有名な淡河疎水へ計画が変更された。その後疎水計画が再燃し明治44年に工事を着手し大正4年に完成した全長11㎞の用水路。呑吐ダムの建設により改修され、ダムの内部をパイプラインが通り、下流へ送水されている。


サイフォンの原理を利用して山から谷を越えて反対側の山まで水を送るという仕組みです。眼鏡橋の上から山のほうを見ると鉄管が剥き出しで見えます。そして反対側に進んでいくと立ち入り禁止になっていますが柵からは途中からの鉄管が見えます。


熊本県の通潤橋も同じくサイフォンの原理を利用して水を送っています。こちらは石でできているという貴重なものです。しかし、約752mという鉄管の長さ、規模にはとてもかないません。ひょっとしたら眼鏡橋の下から見れば鉄管が見えるかもと行ってみましたが、完全に埋め込まれ見ることはできませんでした。見えない部分は全て埋め込まれているようです。ついメンテナンスはどうするのかなとか要らぬ心配をしてしまいます。

ここはたしかに規模が半端ではありません。よくこんなことを考え出したものだと感心しきりです。こういう疎水システムがあるから三木の米は美味しいのだろうか。因みに、平成17年度の選奨土木遺産に認定されています。また、眼鏡橋の下を通る志染川は呑吐ダムから放流があると水嵩が増えるようです。

なお、眼鏡橋にある「御坂サイフォン」の看板にはこう書かれていました。
引用:
このサイフォンの設計は、わが国初の横浜近代水道を建設し、神戸近代水道の計画書をつくったイギリス陸軍少尉ヘンリー・スペンサー・パーマーによるものです。
 
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