エラーが発生してサイトが表示されない場合の復帰方法の印刷用ページ

不明なエラーが発生してアップグレードできない場合の修復方法の1つ
エラーが発生してサイトが表示され、回避方法が分らない場合、公式な方法ではないのですが次のようなに修復してみました。ただし、全てに当てはまるかどうかは不明です。
【実証されていること】
  • 既存データベースとXOOPS Cube Legacy2.2とは互換性があり、そのまま繋ぐことができることはローカルサイトで実証済みです。
  • 最初からインストールする際、設定で既存のデータベースを指定するとはねられてしまう。つまり既存のデータベースをインストール時にそのまま使えない。
【修復方法の趣旨】
不要な作業はできるだけ避けたいので別に新たなデータベースを作成し最初からインストールする形でサイトを立ち上げ、その後、既存のデータペースに切り替えて繋げるという方法を取りました。

具体的には
まずアップグレードと同じくXOOPS Cube Legacy2.2 バージョンのファイルをダウンロードしておきます。
  1. 本番サイトのhtml/mainfileファイルを別の場所に保存しておきます。
  2. ダウンロードしたパッケージからアップロードするファイルを作成します。
    ■htmlフォルダ内のファイル作成
    • html内そのままのファイルでアップグレード又はインストールすると言語が英語になってしまいます。日本語バージョンにするにはダウンロードしたファイルの中のextras/extra_languages/japaneseをhtml/内のファイルに上書きします。
    • html/favicon.ico   →サイトを開いたときにアドレス横に表示される小さなアイコンのことでサイトのオリジナルがあれば上書きしないようにします。
    • html/images フォルダ →logo.gifなど変更している場合、そのファイルは削除
  3. ■xoops_trust_pathフォルダ内ファイル
     特に変更したファイルがなければそのままでOK
  4. 本番サイトの必要なフォルダを残して全て削除する。
    本来であれば全て削除し、再インストールとなりますがアップロードするファイルを極力少なくする為に以下ファイルを残しておきます。
    ■残しておく必要フォルダ、ファイル
    (1)html/imagesフォルダ全て
    (2)html/modulesフォルダ全て
    (3)html/themesフォルダ全て
    (4)html/uploadsフォルダ全て
    (5)html/favicon.ico →サイトのオリジナルがあれば残しておきます。
    上記以外のフォルダ、ファイルは全て削除します。
  5. 本番サイトへのアップロード
    上記2で作成したファイルを上書きで本番サイトにアップロードします。
    ・xoops_trust_path/cache のパーミッションを '777' に変更します。
  6. 本番サイトにアクセスし、XOOPS Cube Legacy2.2をインストールします。
    インストール時のデータベース、およびパス・URLの設定を変更前の設定と同じ値に設定します。1で保存したmainfileの内容を参照すればOKです。
    ただし、
    ・データベースユーザ名
    ・データベースパスワード
    ・データベース名
    については新しいデータペースの値を設定します。 
      ・データベースサーバ        変更前の設定値(mysql)
      ・データベースサーバのホスト名   変更前の設定値(localhost)
      ・データベースユーザ名       新しいデータペースの値
      ・データベースパスワード      新しいデータペースの値
      ・データベース名          新しいデータペースの値
      ・テーブル節頭語          変更前の設定値
      ・SALT               変更前の設定値
      ・データベース接続的接続      いいえ
      ・XOOPS Cubeへのパス        変更前の設定値
      ・XOOPS_TRUST_PATHへのパス     初期値が合ってればOK
      ・XOOPS Cube へのURL        変更前の設定値 
  7. インストールに成功し、サイトが表示されれば、1で保存していたmainfileを上書きします。
他にも要領よくできる方法があるかも知れませんが、とりあえず修復したようです。修復後に分かったのですが、
「]unable to insert cool_uri config for XCL2.2 upgrade」のエラーに対してこういう記事も出ていました。
引用:

conf_id が 48 のmeta_rating はxoops2.0.16a->XCL2.1 で互換レンダーシステムに変更になった項目なのでXCL2.1.Xでは使われていません。 phpMyAdminで、念のためバックアップを取ってから この conf_id が 48 一行をレコード削除しても動作に問題ないはずです。それから、XCL2.2のアップグレードを試してみてください。

この通りにすればアップグレードの時点でうまく復帰できていたかも知れませんが、今となっては検証できないので定かではありません。