GPZ1000RX---走行中、エンジンが3000回転あたりでギクシャクする

2007/1/31 21:04:20作成
詳細

走行中、エンジンが3000回転あたりでギクシャクするということで、店舗で診断(1回目)してもらったところ、エンジンのオーバーホールが必要と診断された。(約20,000キロ)購入してまだそんなに走っていないことからオーバーホールは諦めて自分でできるところだけ行うこととした。

・エンジンオイル、プラグの交換→効果なし
・エンジンオイル添加剤等を購入し入れてみた。→効果なし
・タンクからキャブレターの洗浄剤を注入したところ、キャブレター(空気とガソリンを混合するところ)からガソリンが漏れてきた。どうも劣化したキャブレターのパッキンに洗浄剤が付着し、もともと弱っていたパッキンが機能しなくなったものと思われる。店舗にてキャブレターのパッキン交換とオーバーホールを依頼した。→効果なし

この後、どうしてもこのギクシャク感が我慢できなくなり、店舗で診断(2回目)してもらったところ、パルスコイルの抵抗が大きいというのが原因だという診断だった。(このとき約40,000キロ)1回目の診断と違うではないかとクレームを入れたが、今までの故障修理に対する履歴がないということもあり、また、パルスコイルの交換だけで直るとは限らないし、もし、直らなければ他の部品交換をして最後にイグナイターまで交換すると最終的に10万程度かかるかもしれないということで、逆に新しいバイクを買うように勧められた。

これはもう自分で納得のいくまでやるしかないと思い、
・ヤフーオークションでサービスマニュアル、パーツリストを落札した。
・イグナイター(バイクの電気系統をコントロールしているもの)が原因かと思い、解体屋さんで同じものを複数個テスト交換してもらったが、余計悪くなったのでこの時は交換しなかった。
イグナイター
 ↑GPZ1000RX用イグナイターです。

・イグニッションコイル→抵抗をテスターで測定することによって判断し、尚且つ他の中古品をオークションで落札して交換したが改善されなかった。
イグニッションコイル
 ↑イグニッションコイルとコード、キャップのセットです。

プラグキャップ、プラグコードを市販のものに交換したが、改善されなかった。もともと市販のプラグキャップは純正のものと形があわず不向きなので元に戻した。また、プラグキャップ内の部品の中の抵抗値がかなり狂っているものもあったので、正常値の抵抗と交換した。
 
プラグキャップ
 ↑真中の部品が抵抗です。

・タペット隙間の調整(バルブを開ける時のアタリ調整)を行ったが、改善されなかった。
・キャブレターのオーバーホールを再度行ったが改善されなかった。
・タンクの蓋の清掃を行ったが改善されなかった。
・キャブレター同調調整(4つのキャブが同じように混合気を吸い込むようにする調整)を行ったが、改善されなかった。
・カワサキの店舗で新品のパルスコイル(点火時期のタイミングをとるためのコイル)を購入し、隙間調整をして取り付けた。←改善された。

パルスコイル
 ↑今回はこの部品が原因だったようです。

故障原因

結局2回目の店舗でのパルスコイルの不良という診断が正しかったようで、3,000回転でのギクシャク感はなくなりました。
※このとき、もうかなり乗っていたので、早く自分で直しておけばよかったとつくづく思った。

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