ソロツーリングと気ままな旅

この日兵庫県氷上町の水わかれ(みわかれ)公園のついでに黒井城跡というのがあり、ついでに行ってみることにしました。なんの予備知識もないまま、どうにか登山口まで辿り着き、すぐに登れると思いきや、頂上まで約30分位かかりました。とはいえ、頂上は360度の素晴らしい景色でした。

登山入口の門には「ツキノワグマがでる可能性があります」との張り紙があり、途中で引き返し躊躇していると、頂上まで行くという毎日犬の散歩をしている人に出会いご一緒させてもらいました。本当に困った時の神頼みのような気分でどうにか安心して登ることが出来ました。聞くところによると熊に噛まれたという人が居たのでこの張り紙を設置したようです。また、一日午前午後と2回登る人や、小学生の遠足にもこの道が使われているようでした。

さて、この黒井城は別名保月城とも言われ、天正7年（1579年）丹波国征討戦の一環として明智光秀に攻められ落城しています。その後、天正12年（1584年）に廃城となっています。当時の物かどうか分かりませんが、石垣などが残っているもののかなりの風化が見られます。しかし、この時代、山城っていうのは往復の道も含め、城を守るというのが如何に大変だったのがよくわかります。どんな城だったかはわかりませんが、天守閣から360度見える景色は最高だったと思います。