放射線の影響とは

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2015/3/17 17:17 | 最終変更
タツ  管理人   投稿数: 2389 オンライン
放射線が人体に影響することは一般的に知られています。目に見えないもの故にその影響については誰しも不安に感じるものです。そもそも放射線がどういう経緯で人体に影響があると発表されたかを調べてみると、1927年H.J.マラー博士が、ショウジョウバエのオスへのX線照射実験で突然変異の発生が正比例することを発見し発表したことによるものです。

つまり、X線照射によるDNA損傷が修復されることなく、その細胞ががん細胞としてそのまま増殖すると考えられたのです。ICRP(国際放射線防護委員会)はこの実験結果を受け1955年勧告に取り入れたとされています。現状、ICRPの放射線量についての具体的な数値設定を、一度に100mSv(ミリシーベルト)以上の放射線を受けないこと、年間の蓄積される被ばく量は原発事故の収束後1~20mSv/年、事故後の緊急時20~100mSv/年としています。

しかし、その後、マラー博士の実験に使ったショウジョウバエのオスの精子はDNA損傷修復機能を持たない特殊な細胞であることが判明しました。つまり蓄積されるという部分については不明とされたのです。この事から、実際には、一度に100mSv以上の放射線は人体に影響があるということは実証されているが、年間設定(20~100mSv)の被ばく量について、所謂、蓄積されるという人体への影響についての部分は不明なのです。

従って、現在はっきりしていることは一度に100mSv以上の放射線を受けないことです。年間被ばく量に関しては個人によって同じ低レベルの放射線を受けたとしても個人の体調、回復力によって相違があるのは否めませんが、逆にあまりにも神経質になり過ぎて精神的に健康を害する場合があるとも思われます。

1986年に発生したチェルノブイリ(現ウクライナ)原子力発電所事故の記事を読んでもその後の放射線による影響がどのレベルでどのような影響があるのかという具体的なことが今でもはっきりとしていないのが現状です。逆に言えば人体にどれだけ影響を及ぼすかということがはっきり分からず、その対処方法も確立していない状況下でその種の施設を稼働しようということ自体がそもそも間違っていると思います。

因みに放射線量について

・自然放射線
宇宙線  約0.3mSv
大地から 約0.33mSv

・X線等
胸部X線  0.1mSv、
胃X線   1.0mSv、
CT検査  10~20mSv

詳しくは放射線医学研究所

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