ソロツーリングと気ままな旅

日本から見た中東情報は非常らに脆弱です。その最も大きな原因はアラビア語が分かる人が非常に少ないということです。身近に英語を話せる人はいてもアラビア語を話せる人はほぼいません。

従って、一般の人が中東状況を直接把握するのは難しいというのが現状です。この状況下で情報を得るにはアラビア語に精通した中東専門家に依存するというのが現状です。マスコミであってもその専門家を通して情報を伝えるわけですが、問題はその選択する専門家、マスコミの意向次第でイメージはどうにでもなるという点です。

例えばイランという国については日本の友好国というイメージを持っていますが、最近では日本のタンカーが拿捕されそのままにされています。また過去には安倍首相がイランへ訪問している最中に日本のタンカーが攻撃されています。これらのことを踏まえればイランは友好国でもなんでもありません。しかし、日本の専門家はイランはいい国ですよと言っています。明らかに誤った発信です。

また、小池都知事のインタビューのやり取りから彼女のアラビア語の能力は2歳か３歳児のアラビア語のレベルだと評されています。いくら時間が経ってアラビア語を忘れていたとしてもこのレベルでエジプトのカイロ大学を首席で卒業し、しかもアラビア語の通訳をしていたという経歴は有り得ません。しかし、日本ではマスコミを含めその詐称を誰も見抜けなかった、あるいはその点に触れることはなかったという事実があります。

これは、エジプトという国の社会構造が全くわからないから起こり得る事象の１つです。そもそもエジプトはどういう社会なのかということを認識することが必要です。日本は学歴社会で政治家かが学歴詐称することは違法となり信用を重んじています。しかし、エジプトはそうではないかもしれません。つまり買収も許容範囲かもしれません。これはその社会に住んでみないとわからないことです。

さらに、中東でイスラム教色の強い国で同性愛は死刑です。しかし、日本では公にテレビにも出ています。従って、日本でLGBT法というのは結果的には１つの利権でしかないのです。

日本のマスコミ、中東専門家の殆どはこれら社会構造の違いについて言及することはありません。あるいは情報に脆弱で認識していないのかもしれません。中東に限らず、他国の社会構造の違いについて調査することもなくこのように日本と社会の構造が全く違う移民を大量に受け入れる政策は今後の日本の社会構造を壊す１つの要因となるでしょう。