共産主義とは

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前の投稿 - 次の投稿 | 親投稿 - 子投稿なし | 投稿日時 2020/9/20 13:08 | 最終変更
タツ  管理人   投稿数: 2124

共産主義って一体何なのだろう。よく出てくる言葉ではあるもののその正体というものはとても曖昧で気になっていた言葉です。解釈する人によって捉え方が違うのだろうか、ということでネットで調べてみました。

まず、言葉の上では共産主義とは
引用:
財産の共有を目ざす主義。特に、マルクスが唱え出した、生産手段の社会的共有により、階級や搾取のない、万人の平等を目ざす、科学的な社会主義。

では、社会主義とは
引用:
個人主義的な自由主義経済や資本主義の弊害に反対し、より平等で公正な社会を目指す思想、運動、体制。

何がどう違うのかこれだけではさっぱり分かりません。

社会主義と共産主義の違い

つまり、社会主義は社会というものを主軸にした思想であり、その中にはマルクスが唱えた共産主義あるいは、この共産主義を根底として派生した思想群(マルクス・レーニン主義、毛沢東の共産主義思想、主体思想等)が存在すると考えられます。

このマルクスが唱えた共産主義思想を根底とした社会主義というものには、管理者(政府、指導者)が存在し共産主義への第一段階としての社会体制であると解釈されている場合があります。しかし、実際には一度権力と富を得た指導者がそれを一切手放すとはとても思えません。

また、現状、140年以上も前にマルクスが唱えた共産主義を実践し繁栄している理想の国は1つもなくこれはもう妄想といって良いと言えます。さらに、この共産主義を唱えたカール・マルクスについてこういう記述があります。
引用:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%82%B9
カール・マルクスの家計の項目
マルクスは定職に就くことがなかったため(前述のように一度鉄道の改札係に応募しているが、断られている)、マルクス家の収入はジャーナリストとしてのわずかな収入と、エンゲルスをはじめとする友人知人の資金援助、マルクス家やヴェストファーレン家の遺産相続などが主だった。友人たちからの資金援助はしばしば揉め事の種になった。・・・

マルクスが定職に就いたことがなかったというのは驚きです。もしこれが本当であれば、根本的に労働者の喜び、辛さ、何よりも周りにいる色々な人々がどういう気持ちで働いているのかを理解せずに唱えていることになります。これはどんな立派な思想であっても説得力には欠けます。

共産主義思想を根底とする社会主義経済は破綻している

実際にこの共産主義思想を根底とする社会主義国には破綻した国が既に存在します。

ソビエト連邦と東ドイツの崩壊
引用:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E9%80%A3%E5%B4%A9%E5%A3%8A
ソ連崩壊
1922年12月30日に成立したソビエト連邦は、69年後の1991年12月25日に崩壊した。同日、ソビエト連邦に比して規模が小さいロシア連邦が成立した。かつてのソビエト連邦を構成した国々は、それぞれが独立国として別々の外交政策を採り始めた。

この原因は社会主義特有の経済システムの破綻と一党独裁の厳しい政権に対する緩和政策により政府批判が高まったことが挙げられます。また、1949年、第2次世界大戦後、戦勝国の大国によりドイツは資本主義経済の西ドイツとソ連の社会主義国経済の東ドイツとに分断されましたが1950年代後半には東西の経済状況が鮮明になり、東ドイツから西ドイツに脱出する人が増え、このため、1961年にベルリンの壁が設置されました。しかし、ソ連の崩壊と同様に東ドイツの社会主義経済も破綻し、1989年にベルリンの壁も取り壊されドイツが統一されたのです。つまり社会主義の経済システムだけでは破綻するということが既に立証されているのです

共産主義は社会のための人民

社会主義というものはより平等で公正な社会というものを唱えています。しかし、この共産主義思想を根底とする社会主義思想は社会のための人民であるということです。つまり、指導者が考える、より良い社会ためには反発する人民は全て処罰しても良いということです。実際にこの思想により多くの人民が虐殺されています。(それぞれ色々な諸説があり正確な数字というものではなく暫定と思われます。ソビエト連邦スターリンの大虐殺2000万 毛沢東6000万 カンボジアポルポト200万)

■ソビエト連邦スターリンの大虐殺
引用:
https://www.dailyshincho.jp/article/2018/04121130/?all=1
スターリンは、4000万人のソ連国民を殺した
Foresight 2018年4月12日掲載
マーティン・メイリアは、『ソヴィエトの悲劇』(草思社)の中で、スターリン時代を通じての政治的原因による死者を、合計2000万人と推計している。内訳は、強制収容所での死者1200万人(収容所に常時800万人の囚人がおり、その1割が毎年死んだとして、1936年から1950年までの累計)、1937年から1939年の間の粛清による処刑者100万人、農村集団化の犠牲者600万人、である。

■中国の毛沢東による大躍進政策
引用:
大躍進政策 (wikipediaより抜粋)
中国共産党中央委員会主席毛沢東の指導の下、1958年から1961年までの間、中華人民共和国が施行した農業と工業の大増産政策である。1959年、あるデータでは大躍進政策による餓死者数は3,635万人であったという。 犠牲者数には諸説あるが、中国統計年鑑2017年版ですら1625万人もの人口減が確認できるほどの大飢饉であった。 中国共産党の内部文書には1958年から1965年の間に4500万人が大飢饉で死亡したと記録されている。

■中国の毛沢東による文化大革命
引用:
文化大革命 (wikipediaより抜粋)
中華人民共和国で1966年から1976年まで続き、1977年に終結宣言がなされた、中国共産党中央委員会主席毛沢東主導による文化改革運動を装った毛沢東の奪権運動、政治闘争である。各地で大量の殺戮や内乱が行われ、その犠牲者の合計数は数百万人から1000万人以上ともいわれている。またマルクス主義に基づいて宗教が徹底的に否定され、教会や寺院・宗教的な文化財が破壊された。特にチベットではその影響が大きく、仏像が溶かされたり僧侶が投獄・殺害されたりした。内モンゴル自治区においても権力闘争に起因し多くの幹部・一般人を弾圧、死に追いやった内モンゴル人民党事件が起こり、モンゴル人ジェノサイドが発生したほか、旧貴族階級などの指導階級を徹底的に殺戮した。新疆でもウイグル人による抗議活動が完膚なきまでに弾圧された。

■中国の天安門事件
引用:
四五天安門事件(wikipediaより抜粋)
1976年4月5日、広場を包囲した民兵・警官隊が群衆を襲撃した。当局は「この騒動で388人を逮捕し、死者はゼロ」と発表したが、実際の犠牲者や逮捕者は不明である。
六四天安門事件(wikipediaより抜粋)
1989年6月4日 抗議者に対する中国共産党による武力弾圧に対しては、国内はもちろんのこと国際社会から痛烈な批判を浴びた。 犠牲者の数は後述のように諸説あるが、319人(中国共産党の発表)~1万人を超える(英国政府の公文書)とも言われている。

■カンボジアポルポト政権による人民の大虐殺
これに関して次のような記事があります。カンボジア特別法廷(1975年4月から79年1月までカンボジアの政権を握り、自国民を大虐殺した毛沢東追随集団ポル・ポト派の元最高幹部を裁く法廷。「国際基準を持つ国内法廷」という国連とカンボジア政府の合意に基づき2004年にプノンペン郊外に設置され、06年に始動しました。)での判決です。
引用:
https://www.bbc.com/japanese/46231709
クメール・ルージュ指導者に有罪判決、大量虐殺の罪では初 カンボジア 2018年11月16日
カンボジアでは1975年から1979年の間、短命だったが残忍だったクメール・ルージュ政権の下、最大で200万人の死者が出たと考えられている。死者の多くは飢餓や過度の労働に倒れたか、もしくは国家の敵として処刑された。・・・・
クメール・ルージュは急進的な毛沢東主義者の勢力で、旧支配勢力を打倒して新政権を樹立し、1975年から1979年にかけてカンボジアを支配した。指導者は政治家のサロット・サルだが、改名後のポル・ポトとしてのほうが有名。フランスで学んだ知識人らが樹立した政権は、自立的な農業社会の創出を目指した。都市からは人が消え、そこにいた住民は地方の農業協同組合での労働を強いられた。多くの人が死ぬまで働かされ、飢えに苦しんだ人も多く、同国経済は崩壊した。権力を握り暴力的な支配を行った4年間で、クメール・ルージュは自分たちの敵と認識した対象を全て拷問し、殺害した。その対象は知識人や少数民族、前政権の当局者、そしてこうした人々の家族にまで及んだ。

共産主義思想を根底とする社会主義国による虐殺には以上のようなものなどが挙げられます。虐殺と言えばすぐにドイツのヒトラーによるホロコーストが引き合いに出されますが毛沢東の大躍進政策、文化大革命、のほうがはるかに多くの人が犠牲になっています。

これらの中でもカンボジアでは残虐な方法で虐殺された人民が全人口の1/2~1/3とされています。ということは少なくとも3人に1人、3人家族なら家族のうち1人は虐殺されていたということになります。当時、少なくともこの虐殺を実行する人の中にはきっと疑問を呈する者もいたでしょう。しかし、それを唱えれば逆に殺戮される側になってしまい議論の余地すらないのです。こういう社会の仕組みが共産主義思想というものなのです。ただ、このカンボジアポルポト政権による人民の大虐殺についてはカンボジア特別法廷という場で審議され、負の歴史としてこの先記録として残ることになります。この先、過ちを繰り返さない1つの歯止めとなるよう期待したいものです。

反省とその対策がなければ繰り返される

一方、中国の文化革命については次のような記事もあります。
引用:
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/54192
なんと文革を「無かったこと」に!?習近平のあまりに強引な歴史改革
ネットが暴いた「教科書書き換え」共同通信社記者 古畑 康雄 2018.01.23 
文革による犠牲者は公式には死者40万人、被害者1億人だが、一説には死者2000万人とも言われている。この「10年の浩劫(中国語で大災害の意味)」の公的評価については、1981年の中国共産党第11期6中総会が採決した「建国以来の党の若干の歴史問題についての決議」(歴史決議)では、「毛沢東が誤って発動し、反革命集団に利用され、党、国家や各族人民に重大な災難をもたらした内乱である」として、完全な誤りであったとされた。ところが、最近になり、この文革の災禍を「希薄化」、すなわちなかったことにする動きが大きな議論を呼んでいる。

世界の先進国では誰がどう見てもこのようなこのような虐殺は許されるべきものではないと考えるでしょう。しかし、共産主義思想を根底とする社会主義国において、指導者側から見ればよりよい社会を目指すための単なる犠牲でしかないのです。これが共産主義思想というものならば本末転倒であり何を目指しているのか理解できません。もし、本当にこういうことが二度と起こらないよう望むならば、その反省と対策をせねばなりません。そうでなければこれから先も同様のことが起こるでしょう。

世論を動かす手段

さて、ソ連崩壊(wikipedia)にはこういう記述があります。
引用:
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E9%80%A3%E5%B4%A9%E5%A3%8A
社会主義の実現を信じていた西側諸国内のソ連型社会主義政党や政治学者は、イデオロギー論争に敗北し、冷戦時代にソビエト共産党から受けていた資金提供の実態が、ロシア連邦政府による情報公開によって暴露された。

つまり、共産主義思想を有利に進めるためにソ連型社会主義政党や政治学者に資金を提供し世論を動かそうとしていたということになります。

日本の周辺にはこの共産主義思想を根底とする社会主義国である中国、北朝鮮が存在します。日本国内で影響力がある人間に対して自分の国が有利に働くよう世論を動かすための手段として資金提供をしていてもなんら不思議ではありません。資金提供があったかどうかは別にして、実際、日本国内にマスコミ、政治家、大学教授、弁護士など世論を動かすに値する多くの人が深く共産主義思想に傾倒しているのも事実です。

また、韓国においては民主主義の国というものの国民が選んだ政権が少なくとも北朝鮮との融和に傾いているのが伺えます。こんな記事もありました。
引用:
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190927/for1909270001-n1.html
「韓国・文大統領“驚愕の正体”!? 朝鮮労働党・秘密党員の誓詞文に「文」の名…内容に沿うような動き多数 月刊誌『Hanada』報じる 」夕刊フジ 2019.9.27
誓詞文は、共同宣言から14年を祝ったもので、《(韓国の)自由民主主義体制をたたき潰し、全朝鮮半島に主体(チュチェ)思想化を実現するのに、一命を藁(わら)のようにささげます》《駐韓米軍を南半分から完全に追い払う》《南側政府の警察、検察など司法部と行政部に浸透し、政府の行政機能をマヒさせ》《革命戦士として名誉と自負心を胸深く刻み、主体的な祖国統一の先頭に立つ》(抜粋)など、10カ条の誓約が記されていたという。

もし本当であれば、現状、韓国は民主主義という体制を破棄し共産主義思想を根底とする社会主義国を目指していることになります。

私はソロツーリングが好きなごく一般的な政治には興味のないサラリーマンでした。選挙に関しても投票はするものの、政治家というものは国の為に働くのが仕事だと信じ、誰に投票しても変わらないと名が売れた議員に投票するという始末でした。また、テレビ、新聞の報道というものはほぼ100%信頼できるものと信じていました。しかし、仕事も引退し時間に余裕ができ色々なことに関心を寄せインターネットで調べていくうちに色々なことを知りました。

日本には思想信条の自由があります。マスコミは不都合なことは一切報道しません。今までのマスコミのように先生と生徒という関係でこうですよと教えられている状況では知らないうちに世論誘導される羽目になります。そうならないためには各々がインターネットの情報の中で確固たる根拠がある情報を積み重ね何が良くて何が良くないのかということを考えること、間違っていたら素直に認め考え直す柔軟性が必要です。

そういう意味では選挙の一票というものは重みがあります。自分が調べて確信した政治家に投票するのと、自分がある団体に所属しているから、あるいは人から頼まれたからという一票とでは全く意味が違います。個々が調べ考えた上で投票することこそが現体制の民主主義の根幹といえるのではないでしょうか。これから若いインターネット世代が高い民度を保ち、よりよい社会を構成することに大いに期待したいと思います。

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